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旧神戸外国人居留地十五番館

近代建築

神戸の近代建築

神戸市は、約150年前の開港によって海外との交易の場として発展していきました。明治時代には、居留地に外国人の商館、北野町周辺に居留地で働く外国人の住居が建てられました。中央区の旧神戸居留地十五番館(国指定)は当時の姿を伝える神戸市で唯一の建物です。また、中央区北野町にある旧トーマス住宅(国指定)は、ドイツ人貿易商の住居として建てられた洋風の建物です。この周辺にはそれ以外にも戦前までに建てられた洋風・和風の建物がたくさん残っており、国の重要伝統的建造物群保存地区にも選定されています。神戸市では、このような国際都市神戸らしい景観を将来に伝えていきます。

大正時代から昭和時代初期になると、居留地には多くの銀行の支店やオフィスビルが建てられました。海岸ビルヂング(国登録)や神戸市立博物館(国登録)などに当時の姿を見ることができます。この時期には、日本人実業家により東灘区の住吉周辺、須磨区から垂水区の海岸部を中心とした一帯に邸宅や別荘が建てられるようになりました。東灘区の旧村山家住宅(国指定)や旧乾家住宅(市指定)、須磨区の西尾家住宅(県指定)、垂水区の旧木下家住宅(国登録)などが存在し、当時の実業家たちの暮らしぶりを想像させてくれます。

商業の発展や住宅地の整備など都市の発展と共に交通網も整備されました。鉄道施設をはじめとして神戸の近代化を物語る建造物が市内に残されており、灘区の六甲山山上にある六甲ケーブル六甲山上駅(神戸歴史遺産)の駅舎はその一つといえます。